
自転車は車道を走るのが原則と聞いても、実際に車がすぐ横を通り過ぎると怖く感じる人は少なくありません。
- 大型トラックに抜かれた時の風圧が怖い
- 後ろから車が来ると焦ってふらついてしまう
- 歩道を走ったら違反になるの?
- 車の邪魔になっている気がして申し訳ない
このような悩みを抱えているのは、あなただけではありません。
私も車道を通る時は今でも怖く感じることがあります。
自転車は以前から、原則として車道の左側を通行するルールです。
2026年4月から変わったのは、主に自転車の交通違反に青切符制度が導入された点です。
私も可能な限り車道を通るようにしていますが、安全に配慮しつつも危険さや恐怖を感じることがあります。
特に40代からロードバイクやクロスバイクを始めた初心者の方は、体力や技術よりも車と一緒に走ることへの不安を感じることが多いでしょう。
実際、検索されている内容を見ても「自転車 車道 怖い」「ロードバイク 車道 怖い」といった悩みが数多く見られます。
ですが、「怖いから我慢して走る」「怖いから常に歩道を走る」という二択で考える必要はありません。
本当に大切なのは、その場の状況に応じて
- 車道をそのまま走る
- 安全な場所で一度止まる
- 条件に応じて歩道を徐行する
- 自転車を降りて押し歩く
- 無理せずルートを変更する
という安全な判断ができることです。
この度の記事の目的は、恐怖を無理に消すことではなく、安全に判断して行動できるようになることです。
この記事では、
- 自転車で車道を走るのが怖い理由
- 2026年の交通ルール
- 初心者でも安心して走るためのコツ
- 大型車や交差点での対処法
- 広島で安全に練習する考え方
これらに関する内容を初心者にもわかりやすく解説します。
まずは怖いと感じる自分を否定せず、安全に走るための考え方から一緒に見ていきましょう。
【車道が怖いと感じた時の判断早見表】
| 状況 | 最初に取るべき行動 |
|---|---|
| 安全に走れる | 車道左側を安定して走る |
| 急に怖くなった | 安全な場所で停止する |
| 歩道通行の条件に当てはまる | 歩道を徐行し歩行者優先で走る |
| 技術的に難しい | 自転車を降りて押し歩く |
| 大型車や交通量が多すぎる | ルートを変更する・時間帯を変える |
まず知ってほしい結論:自転車で車道を走るのは怖い

自転車で車道を走るのが怖いと感じる人の多くは、
自分だけ怖いのでは?
もっと勇気を出さないとダメなのかな?
と思ってしまいます。
ですが、こう考えてみるのはどうでしょう。
車道には自動車やバス、大型トラックが走っており、速度差もあります。
危険を感じるのは、ごく自然な反応です。
下記の調査資料でも、初心者の多くが「事故への恐怖」「車の邪魔と思われる不安」「交通違反への不安」を抱えていることが整理されています。

※この画像の内容は筆者調べです。
詳しい内容は警視庁や警察庁の公式の資料等をご確認ください。
大切なのは、怖さをゼロにすることではなく、安全に判断できるようになることです。
例えば、
- 車道をそのまま走れる道なのか
- 一旦止まった方が安全なのか
- 押し歩きを選ぶべきなのか
- 違う道へ迂回した方が良いのか
この判断ができれば、初心者でも安全にサイクリングを楽しめます。
無理をして走る人が上達するのではなく、危険を正しく判断できる人が、安全に長くサイクリングを続けられます。
「怖い=弱い」ではない
怖いと感じることを恥ずかしいと思う必要はありません。
人は危険を感じると、
- 視野が狭くなる
- ハンドルを強く握る
- 呼吸が浅くなる
- 身体が硬くなる
といった反応が起こります。
その状態で無理に走り続けると、ふらついたり、とっさの判断が遅れたりする可能性があります。
例えば、後ろから大型トラックが近づいてきたときに焦って急に左へ寄ってしまうと、かえって危険になることもあります。
怖いと思ったら、一度安全な場所で止まりましょう。
それだけでも十分に安全な判断です。
5つの選択肢を持つ
初心者の方ほど、車道を走るしかないと思い込んでしまいがちです。
安全にサイクリングを楽しむためには、常に次の5つの選択肢を持っておくことが大切です。
- 安全ならそのまま車道を走る
- 危険を感じたら安全な場所で停止する
- 条件を満たす場合は歩道を徐行する
- 自転車を降りて押し歩く
- ルートを変更する・時間帯を変える
この5つを知っているだけでも、怖いから無理をするという状況を避けやすくなります。

安全な判断が出来るように最初は交通量が少ない道路を走りながら慣れていくと良いですよ。
2026年の交通ルールを初心者向けに整理

車道が怖い人ほど、交通ルールを正しく理解しておくことが大切です。
- 歩道を走ったらすぐ違反になる?
- 車道を走らないとダメ?
- 青切符って何?
こうした疑問を解消することで、不安は大きく減らせます。
ここでは、初心者が特に知っておきたいポイントだけをわかりやすく整理します。
【交通ルール早見表】
| 内容 | 基本ルール |
|---|---|
| 車道・歩道 | 自転車は原則として車道を通行 |
| 通行位置 | 車道の左側を走行 |
| 歩道 | 標識などの条件を満たす場合のみ通行可能 |
| 歩道走行時 | 歩行者優先・車道寄りを徐行 |
| 夜間 | ライトを点灯 |
| ヘルメット | 着用が努力義務とされている |
車道が原則、左側を通行
自転車は道路交通法上、軽車両に分類されます。
そのため、基本的には車道の左側を通行します。
ただし、この車道を走るというルールだけを覚えてしまうと、怖くても絶対に車道を走らないといけないと思ってしまう人がいます。
実際には、安全に走ることが最も重要です。
交通量が非常に多い道路や、大型車が頻繁に通る道路では、状況を見ながら停止や迂回を選ぶことも、安全運転につながる大切な判断です。
普通自転車が歩道を通行できる例外
歩道を走ったら違反になると思っている方も多いですが、実際には歩道を通行できるケースがあります。
例えば、
- 普通自転車歩道通行可の標識がある
- 13歳未満または70歳以上
- 身体の状態により車道通行が難しい
- 工事や路上駐車などで安全に車道を通れない
- 車道の交通量が非常に多く、事故の危険が高い
このような場合には、歩道を通行できることがあります。
歩道では歩行者を優先し、車道寄りを徐行するようにしましょう。
信号・一時停止・二段階右折
初心者が特に不安を感じやすいのが、交差点です。
- 信号はどれを見ればいいの?
- 右折は車と同じように曲がるの?
- 一時停止はどこで止まればいい?
このような疑問を持つ人は多くいます。
ですが、基本的なルールを理解しておけば、慌てることなく安全に交差点を通行できます。
信号は必ず自分が進む方向のものを確認する
車道を走っている場合は、車道用の信号に従います。
一方で、歩道を通行している場合は、状況によって歩行者用信号に従うケースもあります。
青信号は、進んでもよいという意味であり、必ず安全という意味ではありません。
交差点では、
- 左折してくる車
- 右折してくる車
- 信号を見落とした自転車
- 横断中の歩行者
などがいる場合があります。
そのため、青信号になってもすぐに発進せず、
- 左右の安全を確認する
- 前方の車の動きを見る
- 歩行者がいないか確認する
このことを意識しましょう。
特に初心者は、青信号=安全ではなく、青信号=安全を確認してから進めるという意識を持ちましょう。
一時停止では完全に止まる
一時停止の標識がある場所では、必ず停止線の手前で一度止まります。
その後、
- 左右の安全確認
- 車や歩行者がいないか確認
- 見えにくい場合は少しずつ前へ出て再確認
という順番で進みましょう。
初心者の方は、車が来ていないから止まらなくてもいいかなと思ってしまうことがあります。
ですが、一時停止は事故を防ぐための大切なルールです。
停止する時間は数秒ですが、その数秒が事故を防いでくれます。
この一時停止をするのとしないのでは事故率も変わってくるし、実際に止まってて良かったと思う事もあります。
右折は基本的に二段階右折
自転車は軽車両ですが、多くの場合は自動車のように交差点中央へ出て右折するのではなく、二段階右折が基本です。
二段階右折の流れは次のとおりです。

- 青信号で交差点をまっすぐ渡る
- 交差点の向こう側で向きを変える
- 次の青信号で再びまっすぐ進む
最初は少し遠回りに感じるかもしれませんが、安全性を考えると初心者には最も安心できる右折方法です。
2026年から始まった青切符制度とは?
2026年から、自転車の交通違反に対する青切符制度が始まりました。
そのため、
- 歩道を少し走っただけで反則金になるの?
- 車道が怖くても歩道は走れないの?
と不安になっている人も多いでしょう。
結論から言うと、
悪質・危険な交通違反が対象であり、すべての歩道走行が直ちに青切符になるわけではありません。
今の記事を書いている段階では、
- 16歳以上が対象
- 危険な違反は青切符の対象になる
- 歩道通行には例外規定がある
ということが整理されています。
大切なのは、青切符が怖いから車道を無理して走るのではなく、交通ルールを正しく理解したうえで、安全に行動することです。
乗る前に怖くなりにくい条件を作る

車道を安全に走るためには、実際に走り始める前の準備も重要です。
初心者の方ほど、走り方ばかり気にしてしまいます。
実は、
- 自転車の点検
- 走るルート
- 基本操作の練習
この3つを準備しておくだけでも、不安は大きく減らせます。
ここからは、公道へ出る前にやっておきたいポイントを紹介します。
車体を5つのポイントでチェックしよう
今日はちょっとブレーキの効きが悪い気がする。
そんな小さな違和感が、大きな事故につながることがあります。
初心者の方は、公道へ出る前に次の5つだけ確認する習慣をつけましょう。
| チェック項目 | 確認するポイント |
|---|---|
| ブレーキ | 前後とも確実に止まれるか |
| タイヤ | 空気圧・ひび割れ・異物がないか |
| ハンドル | ガタつきや緩みがないか |
| チェーン・反射材 | 汚れ・サビ・破損がないか |
| ライト・ベル | 正常に使えるか |
特にブレーキとタイヤは、安全に直結する部分です。
少しでも違和感があれば無理に走らず、自転車店で点検してもらうことをおすすめします。
ルートは「最短距離」ではなく「安全」で選ぼう
初心者がよくやってしまう失敗の一つが、一番近い道を選ぶことです。
最短距離でも、
- 大型車が多い道路
- 車道が狭い道路
- 路上駐車が多い道路
- 複雑な交差点が続く道路
これらの道路では、初心者には負担が大きくなります。
反対に少し遠回りでも、
- 交通量が少ない
- 川沿いの道
- 自転車道が整備されている
- 見通しが良い
このようなルートなら、安心して走れることが多いでしょう。
初心者向けルート安全チェック
| 項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 交通量 | 車が少ないか |
| 大型車 | バスやトラックが多くないか |
| 車道の広さ | 十分な幅があるか |
| 路上駐車 | 駐車車両が少ないか |
| 交差点 | 複雑な交差点が少ないか |
| 退避場所 | 危険時に止まれる場所があるか |
このように事前にルートを確認しておくだけでも、走行中の不安を減らすことができます。
交通の少ない場所で10分だけ練習しよう
いきなり交通量の多い道路へ出る必要はありません。
公園や河川敷、自転車の走行が認められている広場など、安全な場所で基本操作を練習するだけでも自信につながります。
いきなり交通量の多い道路を走るのではなく、安全な環境で基本操作に慣れてから公道へ出ることで不安を減らしやすくなります。
おすすめは次の10分メニューです。
| 時間 | 練習内容 |
|---|---|
| 2分 | まっすぐ走る |
| 2分 | 狙った場所で停止する |
| 2分 | 後方確認の練習 |
| 2分 | 片手を短時間離す練習 |
| 2分 | ハンドサインの練習 |
今日はうまくできないと感じた日は、無理に公道へ出ないことも立派な安全判断です。
初心者が車道を安全に走る7つのコツ

交通ルールを理解し、自転車の点検やルート選びができたら、次はいよいよ実際の走り方です。
初心者の方は、
- 車が来たらどうしよう
- 後ろが気になって真っすぐ走れない
- 大型トラックが近づくと怖くなる
という不安を感じることが多いでしょう。
しかし、安全に走るためには特別なテクニックよりも、基本をしっかり身につけることが大切です。
ここでは、初心者が今日から実践できる7つのコツをご紹介します。
① まっすぐ、予測しやすい走りを心がける
初心者がやってしまいがちなのが、後ろから車が来るたびに急に左へ寄ってしまうことです。
邪魔にならないようにという気持ちから無意識にハンドルを切ってしまいますが、この動きはかえって危険です。
急に進路を変えると、
- 車が避けにくくなる
- バランスを崩しやすくなる
- 側溝や段差へ落ちる危険がある
など、事故につながる可能性があります。
そのため、一番大切なのはまっすぐ安定して走ることです。
ドライバーにとっても、進路が予測しやすい自転車のほうが追い越しやすく、安全な距離を取りやすくなります。
- ハンドルを細かく動かさない
- 前方を見て一定のラインを走る
- 後ろの車を気にして急に進路変更しない
- 路面の段差や障害物は早めに確認する
② 目線を上げて前方を先読みする
初心者ほど、目の前の道路ばかり見てしまいます。
しかし、それでは危険を直前まで発見できません。
安全に走る人は、10〜20mほど先を見ながら走っています。
例えば、
- 停車中の車
- 横断歩道
- 信号
- 左折しそうな車
- 歩行者
- 路面の穴や段差
などを早めに発見できれば、余裕を持って減速や進路変更ができます。
ここで、車道を走るための悪い例、良い例を紹介します。

このように、遠くを見ることで危険や障害を早く見つけることが出来る為、安全に回避することができます。
③ 後方確認は「短く・確実に」
初心者が最も苦手なのが後方確認です。
後ろを見た瞬間にふらついてしまうという経験をした人も多いでしょう。
その原因は、
- 身体ごと振り向いてしまう
- 長時間後ろを見続ける
- ハンドルを一緒に動かしてしまう
これらのことにあります。
【正しい後方確認の流れ】

このように、短く見ることがポイントです。
また、バックミラーを使う人も増えていますが、ミラーはあくまで補助です。
ミラーだけで進路変更せず、最後は必ず目視で安全確認を行いましょう。
④ ハンドサインは「安全確認をしてから、相手に伝わるように出す」
進路変更や右左折をするときには、周囲へ意思を伝えることも大切です。
しかし、片手になるのが怖いという初心者も少なくありません。
無理に長く手を出す必要はありません。
基本は、確認 → 合図 → 再確認 → 操作という順番です。
- 合図は安全確認をしてから、相手に伝わるように出す
- バランスが崩れるなら無理をしない
- 必要なら一度停止してから方向転換する
- 公園など安全な場所で練習する
ハンドサインは、安全確認をしたうえで、周囲へ進路を伝えるために行います。
合図を出したらハンドルへ手を戻し、車体が安定したことを確認してから進路変更しましょう。
⑤ 昼間でも「見える工夫」をする
ライトは夜だけと思っていませんか?
実は昼間でもライトを点灯すると、自動車から自転車を発見しやすくなります。
また、明るい色のウェア、反射材、リアライトなども、自分の存在を知らせる大切な装備です。
【優先して準備したい装備】
| 装備 | 効果 |
|---|---|
| ヘルメット | 万が一の頭部保護 |
| リアライト | 後方から見つけてもらいやすい |
| フロントライト | 前方確認と被視認性向上 |
| 反射材 | 夕方・夜間の視認性向上 |
自分が見えることと同じくらい、相手から見えることも安全運転では重要になります。
⑥ 大型車の左側や死角には入らない
初心者が特に注意したいのが、大型トラックやバスです。
大型車には、運転席から見えにくい死角があります。
- 真後ろ
- 左側
- 左前方
など、信号待ちでは大型車の左側をすり抜けるのは避けましょう。
大型車が左折を始めると、巻き込み事故につながる危険があります。
また、後ろから大型車が近づいてきた場合も、急に左へ寄る必要はありません。
まずは進路を安定させ、周囲を確認しながら安全に退避できる場所があれば、無理をせず停止することも選択肢の一つです。
⑦ 「怖い」と感じたら止まる勇気を持つ
最後に、一番伝えたいことがあります。
それは、止まることは負けではないということです。
初心者の方ほど、ここで止まったら迷惑かな、頑張って走らないと、と思ってしまいます。
しかし、安全運転で最も大切なのは、事故を起こさないことです。
例えば、
- 手が震える
- ハンドルを強く握ってしまう
- 呼吸が浅くなる
- 視野が狭くなる
- 周囲を見る余裕がなくなる
このような状態になったら、一度安全な場所へ停車しましょう。
少し休憩して気持ちを落ち着かせるだけでも、冷静な判断ができるようになります。
今日はここまでにしよう、そんな判断ができる人ほど、長く安全にサイクリングを楽しめます。
- まっすぐ走る
- 前方を先読みする
- 後方確認は短く行う
- ハンドサインは無理をしない
- 昼間でも被視認性を高める
- 大型車の死角に入らない
- 危険を感じたら止まる
この7つを意識するだけでも、車道への恐怖は少しずつ小さくなっていきます。
最初から完璧を目指さず、一つずつできることを増やしながら、安全にサイクリングを楽しんでいきましょう。
怖い場面別の対処法

車道を走っていると、この場面どうすればいいんだろうと迷う瞬間があります。
特に初心者の方は、突然の状況変化に焦ってしまい、急ブレーキや急ハンドルなど危険な操作をしてしまうことがあります。
しかし、あらかじめ対処法を知っておけば、落ち着いて行動できるようになります。
ここでは、初心者が特に遭遇しやすい4つの場面について、安全な対処法を紹介します。
①大型車が後ろから来たとき
「ゴォーッ」という音が聞こえ、大型トラックやバスが近づいてくると、多くの初心者は焦ってしまいます。
早く左へ寄らないと、と思うかもしれませんが、急に進路を変えることは危険です。
まずは落ち着いて、今の進路を安定して維持することを優先しましょう。
- 急に左へ寄らない
- 前方を確認する
- 安全に退避できる場所があるか確認する
- 必要なら安全な場所で停止する
- 危険な道路ならルート変更も検討する
大型車は風圧も大きいため、不安を感じることは決して珍しいことではありません。
もし、怖くて真っすぐ走れないと感じるのであれば、一度停車して大型車を先に行かせることも、安全な判断です。
②路上駐車している車を避けるとき
初心者が意外と困るのが、路上駐車です。
そのまま進めばぶつかってしまいますが、後ろを確認せずに避けることも危険です。
- 早めに駐車車両を見つける
- スピードを落とす
- 後方確認をする
- 必要ならハンドサインを出す
- ゆるやかに右へ進路変更
- 車との十分な距離を保って通過
- 左側の安全を確認して元の位置へ戻る
特に注意したいのが、突然ドアが開くドアリング事故です。
運転席に人が乗っている場合や、ブレーキランプが点灯している場合は、ドアが開く可能性があります。
無理に通り抜けようとせず、必要であれば駐車車両の手前で停止して安全確認を行いましょう。
③交差点では「青信号だから安全」と思わない
自転車事故の多くは、交差点で発生しています。
そのため、青信号でも油断は禁物です。
- 左折してくる車
- 右折してくる車
- 横断歩道を渡る歩行者
- 他の自転車

私の中では、左折してくる自動車や大型車に巻き込まれることが多いと感じるので特に注意しています。
【交差点で意識したいこと】
- 青信号でも左右を見る
- 一時停止では完全停止する
- 焦って飛び出さない
- 車と目が合ったか確認する
- 曲がる車の動きを予測する
相手が止まってくれるだろうではなく、気づいていないかもしれないという意識を持つことで、事故のリスクを減らすことができます。
④路面が荒れている・狭い道路では無理をしない
初心者が見落としやすいのが、道路そのものの危険です。
例えば、
- アスファルトが割れている
- マンホールが濡れている
- 側溝がある
- 落ち葉が積もっている
- 砂や小石が多い
このような場所では、タイヤが滑ったり、ハンドルを取られたりすることがあります。
- スピードを落とす
- 急ブレーキを避ける
- 急ハンドルを切らない
- 無理なら降りて押し歩く
特に雨の日や雨上がりは、マンホールや白線が滑りやすくなっています。
少し遠回りになっても、安全な道を選ぶことを優先しましょう。
4週間で少しずつ車道に慣れていこう

車道が怖いという気持ちは、一日でなくなるものではありません。
大切なのは、少しずつ成功体験を積み重ねることです。
いきなり交通量の多い国道を走る必要はなく、自分のペースで練習を重ねていき、少しずつ慣れていきましょう。
1週目:基本操作を身につける
まずは公園や河川敷など、安全な場所で基礎練習を行います。
目標は、
- 真っすぐ走る
- 狙った場所で止まる
- 後方確認
- ハンドサイン
これらをスムーズに行えるようになることです。
公道へ出ることよりも、自転車を思い通りに操作できるようになることを優先しましょう。
2週目:交通量の少ない道路を走る
次は住宅街や河川敷周辺など、交通量が少ない道路を500m〜2km程度走ってみましょう。
目標は、怖いけど走れたという経験を積むことです。
もし途中で不安になったら、無理をせず停車して休憩しても構いません。
3週目:経験者と一緒に走ってみる
一人よりも経験者と走ることで、安全な走行ラインや後方確認のタイミングなどを学ぶことができます。
また、困った時にすぐ相談できる安心感もあります。
広島なら交通量の少ないサイクリングロードや初心者向けコースを選ぶと良いでしょう。
4週目:自分でルートを選んで走る
最後は、自分でルートを考え、安全かどうかを判断してみます。
走る前に、交通量、大型車、路上駐車、交差点、退避場所などを確認し、今日は安全に走れそうと思える道を選びましょう。
今日がダメでも次回こそはというように、ある程度プランを立てて走ってみましょう。
4週間練習プラン
| 週 | 練習内容 | 目標 |
|---|---|---|
| 1週目 | 基本操作 | 真っすぐ走る・停止・後方確認 |
| 2週目 | 交通量の少ない道路 | 短距離を安心して走る |
| 3週目 | 経験者と公道を走る | 交差点や路上駐車への対応 |
| 4週目 | 自分でルートを選ぶ | 安全な判断ができるようになる |
焦る必要はなく、今日はここまで出来たという、小さな積み重ねが自信に繋がります。
安全にサイクリングを楽しむためにも、自分のペースで少しずつステップアップしていきましょう。
安全装備の優先順位と選び方

安全のために何を買えばいいのか、これは初心者から最も多く聞かれる質問の一つです。
最近では、自転車用品も種類が増えています。
- ヘルメット
- ライト
- バックミラー
- ドライブレコーダー
- スマホホルダー
など、さまざまな商品があります。
ですが、大切なのは高価な装備をたくさん買うことではありません。
まずは、安全性を高める効果が大きいものから優先して揃えましょう。
優先順位①:ヘルメット
最も優先したい装備がヘルメットです。
万が一転倒した場合、頭部への衝撃を軽減できる可能性があります。
また、2023年4月からは全年齢でヘルメット着用が努力義務となっています。
ヘルメットを選ぶ時は、
- SGマーク
- JCF推奨
- CE認証
など、安全基準を満たしたものを選ぶと安心です。
優先順位②:リアライト・フロントライト
ライトは夜だけ使うものではありません。
昼間でも点灯することで、車から自転車を発見してもらいやすくなります。
特にリアライトは、後方から接近してくる車へのアピールとして効果があります。
夕方やトンネルでは必ず点灯する習慣をつけましょう。
優先順位③:反射材・明るい服装
夕方になると、自分ではまだ明るいと思っていても、ドライバーからは見えにくくなっています。
そのため、
- 反射ベスト
- 反射バンド
- 明るい色のウェア
などを取り入れることで、被視認性を高めることができます。
優先順位④:バックミラー
後ろを見るのが怖いという方には、バックミラーもおすすめです。
ただし、バックミラーだけを見て進路変更することは避けましょう。
ミラーは、後ろに車が来ているかという確認の補助として使うものです。
最後は必ず目視で安全確認を行うことが大切です。

私はロードバイクのハンドルの先端にミラーを装着しています。
後ろから車が来ていないかを確認する時は非常に便利です。
優先順位⑤:ドライブレコーダー
最近では、自転車用ドライブレコーダーも増えています。
事故やヒヤリとした場面を記録できるため、万が一の際に役立つことがありますが、ドライブレコーダーを付けたからといって事故を防げるわけではありません。
まずは安全運転を心がけ、その上で記録用として活用しましょう。
【安全装備の優先順位】
| 優先順位 | 装備 | 目的 |
|---|---|---|
| ★★★★★ | ヘルメット | 頭部の保護 |
| ★★★★☆ | リアライト | 後方から見つけてもらう |
| ★★★★☆ | フロントライト | 前方確認・存在を知らせる |
| ★★★☆☆ | 反射材 | 視認性向上 |
| ★★★☆☆ | バックミラー | 後方確認の補助 |
| ★★☆☆☆ | ドライブレコーダー | 記録・事故検証 |
広島で初心者が練習しやすい場所
車道に慣れるためには、交通量の少ない場所から始めることが大切です。
広島には初心者でも走りやすいコースがいくつかあります。
例えば、
- 太田川沿いのサイクリングロード
- 平和記念公園周辺
- 江波山公園方面
- 宇品・みなと公園周辺
などは、比較的落ち着いて走りやすい場所です。
ただし、道路状況や交通量は時間帯によって変わります。
初めて走る場合は、休日の早朝など交通量が少ない時間帯を選ぶと安心です。
また、広島県では2023年4月1日から、自転車保険(自転車損害賠償保険等)への加入が条例で義務化されています。
全国でも多くの都道府県が加入義務または努力義務を定めており、自転車保険への加入は全国的な流れとなっています。
加入義務に罰則がない地域もありますが、万が一の事故で高額な賠償責任を負う可能性があるため、事前に加入状況を確認しておきましょう。
安全装備だけでなく、万が一に備えて保険へ加入して損害時の対策をしましょう。
よくある質問(FAQ)

ここでは、よくある質問について紹介していきます。
自転車に乗る時にこれどうなんだろうと疑問に思っていることに答えています。
私が実際に車道を走ってみて思ったことも含めていますので、参考にしてみてください。
Q1. 車道が怖くても必ず車道を走らないといけませんか?
自転車は原則として車道を通行しますが、道路交通法では一定の条件を満たす場合に歩道通行が認められています。
歩道を通行する際は、歩行者が最優先です。歩行者の通行を妨げるおそれがある場合は徐行し、必要に応じて一時停止しましょう。
歩道を通行するときは、
- 歩行者を最優先する
- すぐに停止できる速度で徐行する
- 歩行者の通行を妨げる場合は一時停止する
これらのことが必要です。
危険を感じたら無理をせず、安全な場所で停止したり、押し歩きを選ぶことも大切です。
Q2. 歩道を走ったらすぐ青切符になりますか?
歩道通行には例外規定があり、すべての歩道走行が青切符の対象になるわけではありません。
交通ルールを理解した上で安全に通行しましょう。

2026年からの自転車の交通ルールについて記事を書いていますので、そちらも参考にしていただけるとよりわかりやすいですよ。
Q3. 車道のどの位置を走ればいいですか?
基本的には車道の左側を通行します。
ただし、側溝や路面状況によっては無理に端へ寄り過ぎず、安全な位置を保ちながら走ることが大切です。
特に国道のような大きな道路を走行する時は、原付バイクや自動車に十分注意しながら走行しましょう。
自転車は道路交通法により、車道の左側端に寄って通行することが原則です。
ただし、できるだけ端に寄ることと、側溝の真上を走ることは違います。
道路の左端には、
- 側溝
- グレーチング
- 落ち葉
- 砂利
- 段差
などがある場合があります。
そのような場所を無理に走ると、かえって転倒の危険が高まります。
そのため、安全に走れる範囲で左側を通行することを意識しましょう。
Q4. 後方確認をするとふらついてしまいます。
公園や河川敷など安全な場所で、短時間だけ後ろを見る練習を繰り返しましょう。
ふらついてしまうのは慣れていない、車道で後方確認するのが怖いなどの理由があります。
慣れるまでは無理をせず、必要なら停止して確認しても問題ありません。

私も最初の頃は後方確認する時にふらつきそうになっていました。
今では慣れてきたので大丈夫ですが、慣れるまでがふらつきそうで怖い思いをしていました。
Q5. バックミラーだけ見れば目視は不要ですか?
バックミラーは後方確認を補助するための装備です。
バックミラーだけを頼ってしまうと死角になってて見えていなかった二輪車や自動車と接触してしまう可能性があります。
進路変更や右左折をするときは、最後に必ず目視で安全確認を行いましょう。
Q6. 大型トラックが来たら左へ寄ったほうがいいですか?
急に左へ寄るとバランスを崩したり、ふらついたりして転倒する危険があります。
特にロードバイクはタイヤが細いため、急な操作は転倒につながりやすくなります。
まずは進路を安定させ、安全な場所があれば停車して大型車を先に行かせたほうがトラックによる風圧などの危険が無くて良いです。
Q7. 路上駐車している車はどう避ければいいですか?
後方確認をしてから、ゆるやかに進路変更します。
安全を確保した上で駐車している車を避けましょう。
急ハンドルや急な飛び出しは事故の原因となるので、まずは一度止まりましょう。
可能であれば、ハンドサインで右に寄ることを示すと後方からの自動車にわかりやすく安全に進路変更出来ます。
Q8. 自転車はどうやって右折するの?
多くの場合、自転車は二段階右折が基本です。
ですが、車道を走っている時は自動車と同じ信号に従います。
歩道を走っている時は、歩行者信号に従います。
車のように交差点中央へ出て右折するのではなく、一度まっすぐ進んでから向きを変え、次の青信号で進みます。
先ほど紹介した二段階右折の画像を参照してください。
Q9. ハンドサインを出すとふらつきます。
無理に長く手を出す必要はありませんし、ハンドサインは一時的に片手運転することになりふらついてしまう原因になります。
安全な場所で練習し、不安がある場合は停止してから方向転換しても問題ありません。
ハンドサインについても記事を書いていますので、参考にしていただけると幸いです。
Q10. 車道にはどれくらいで慣れますか?
個人差はありますが、焦る必要はありません。
交通量の少ない道路から少しずつ距離を伸ばしていけば、多くの人は徐々に慣れていきます。
ですが、大きな道路を走る時は交通量も多いので、恐怖を感じる瞬間はあります。
常に安全に注意を払いながら走行することを心がけましょう。
まとめ:怖さをなくすより「安全に判断できること」が大切

自転車で車道を走るのが怖いと感じるのは、特別なことではありません。
私も今でも怖いと感じることはよくあります。
特に40代からロードバイクやクロスバイクを始めた方なら、
- 車との距離感
- 大型車への恐怖
- 交通ルールへの不安
これらを感じるのはごく自然なことです。
ですが、安全にサイクリングを楽しむためには、怖いから我慢するのではなく、その場に応じて安全な判断ができることが何より重要です。
最後に、今日から実践できる3つのことを紹介します。
✅ 次に走るルートを「安全性」で選ぶ
交通量や大型車、交差点の数などを確認し、初心者でも安心して走れる道を選びましょう。
✅ 交通量の少ない場所で10分だけ練習する
後方確認や停止、ハンドサインなどを繰り返すだけでも、公道での不安は少しずつ減っていきます。
✅ 乗る前に自転車を点検する
ブレーキ・タイヤ・ライト・ヘルメットを確認する習慣をつけることで、安全性は大きく向上します。
サイクリングは、無理をして速く走るスポーツではありません。
自分のペースで、安全に、そして長く楽しむことが一番大切です。
焦らず少しずつ経験を積み重ねながら、安心して車道を走れるようになっていきましょう。
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しっかりと理解した上で車道への恐怖を減らし、サイクリングをより楽しいものにしていただけたら幸いです。
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