40代から始める坂道チャレンジ!初心者でも楽に登れる5つの方法

トレーニング

坂道を登るのが苦痛、どうやって登ったら楽に登れるの?

そんな事感じた事ありませんか?

サイクリングコースを走る為には登り坂は避けられません。どんなところにも多少の傾斜のある道路はあります。

そんな時に少しでも楽に走れる方法があれば良いと思いませんか?

40代からサイクリングを始めた方にとって、坂道は大きなハードルですよね。でも安心してください。実は正しい走り方や準備を知るだけで、坂道はグッとラクに登れるようになるんです

このブログでは、40代のサイクリング初心者が「楽に」「安全に」坂道を登るための基本テクニックを5つご紹介します。
サドルの高さの調整方法、ギアの使い方、ペース配分のコツ、体力づくり、そしてタイヤの空気圧管理まで、どれもすぐに実践できる内容です。

「坂道を登れるようになったら景色がもっと楽しめそう!」
そんな気持ちを後押しする、40代のあなたにぴったりの内容となっています。ぜひ最後まで読んで、坂道チャレンジの第一歩を踏み出しましょう!

40代初心者でも坂道を楽に登るための5つの方法

【結論】

タイヤの空気に注意する
 → 自転車に乗る「前段階」の準備。ここを整えるとスタート地点でのトラブルが防げます。

✅サドルの高さを合わせる
 → 次に自転車の「体に合ったセッティング」。乗り心地やペダリング効率に大きく関わります。

✅ギアを適切に切り替える
 → 実際に坂を登る直前〜登っているときのテクニック。機材の操作面です。

✅ペース配分をする
 → 次は走行中の「体の使い方」や「意識の持ち方」。精神面・持久力に関係します。

体力をつける
 → 最後に、長期的な解決策として「日頃の体づくり」。継続的な取り組みです。

順番に解説していきます。

タイヤの空気に注意する

坂道を登るとき、タイヤの空気圧が低いとペダルが重く感じてしまい、余計な力が必要になります

特に初心者の方は、空気圧の管理が登りのしやすさに直結することを覚えておきましょう。

✅ なぜ空気圧が大事?

  • 空気が少ないとタイヤが地面にベタっと接地し、転がり抵抗が増える
  • 空気が多すぎてもタイヤが跳ねて不安定になり、グリップ力が落ちる

✅ 適正な空気圧の目安(登り坂におすすめ)

  • ロードバイクの場合
     体重60〜70kgの人であれば、前輪:6.0〜6.5bar(約85〜95psi)、後輪:6.5〜7.0bar(約95〜100psi)が目安です。
  • クロスバイクや太めのタイヤ
     3.5〜5.0bar(50〜70psi)くらいが目安です。

※タイヤの側面に「推奨空気圧(Minimum〜Maximum)」の記載があるので、まずそこを確認しましょう。

✅ 空気圧チェックの習慣を

ライド前には、親指でタイヤを軽く押してみるのも簡単なチェック方法。柔らかく感じたら空気が足りていないサインです。

できれば空気圧計付きのポンプでこまめに管理するのがベストです。空気圧計付きのポンプはこちらを参考にしてみてください。


私も持っていますが、こういう多種に対応した空気圧計付きのポンプがあるとどの自転車でも空気を入れる事が出来るし空気圧も確認する事が出来ます。ショップで買うとちょっと割高になるけど、ネットショップなら比較的安く買えるので私はネットショップがお勧めです。

サドルの高さを合わせる

サドルの高さを正しく調整することで、ペダルをスムーズに踏み込めるようになり、登り坂での負担が軽くなります。
特に坂道では、無駄な力を使わず、効率的に脚の力を伝えることがとても大切です。

✅ 高すぎるサドルのデメリット

  • ペダルに体重をうまく乗せられず、力が逃げる
  • バランスを崩しやすく危険

✅ 低すぎるサドルのデメリット

  • ひざが常に曲がった状態になり、太ももがすぐに疲れる
  • ペダルが重く感じやすく、登りがきつくなる

✅ 理想の高さの目安

  • ペダルが一番下に来たとき、ひざが軽く曲がる程度がベスト
  • 地面に足がつくかどうかではなく、ペダリングのしやすさを優先することがポイント

身長別|サドル高さの目安(地面からサドル上部まで)

身長(cm)サドルの目安高さ(cm)
150〜155約64〜67
156〜160約67〜70
161〜165約70〜73
166〜170約73〜76
171〜175約75〜78
176〜180約77〜80
181〜185約79〜82

※これはあくまで目安で、実際の股下の長さや自転車のフレーム形状によって多少前後します。最終的には「ペダルが一番下のときに膝が軽く曲がるか」で判断してください。

私は初めサドルの高さが適正になっておらず坂道を苦戦していましたが、ペダルが一番下の時に膝が軽く曲がる事を教えていただきそれを実践したところ苦戦していた坂道を楽に登ることが出来ました。

サドルの高さについてはショップで調整していただくと良いです。ご自分で出来ますが始めのうちはショップのスタッフにやって貰う事をお勧めします。

ギアを適切に切り替える

登り坂では「ギアの切り替え」がとても大切です。正しく使えば、足への負担を減らして、楽に坂を登れるようになります。

✅ 登り坂では“軽いギア”が基本

  • ギアには「重いギア(速く進めるけど力が必要)」と「軽いギア(進む距離は短いけどラク)」があります。
  • 坂道では、軽いギア(前が小・後ろが大)を選ぶことで、ペダルが軽く回り、足にかかる負担が減ります。

✅ ギアチェンジの基本のコツ

  • 坂道の手前で、早めに軽いギアに切り替えておくのがポイント。
  • 勢いが残っているうちにギアを落としておくと、スムーズに登りに入れます。
  • 登りながらギアを変えるときは、ゆっくり回しながらチェンジするのがコツ(急に力を入れるとチェーンが外れたり壊れやすくなります)。

傾斜別|おすすめのギア設定(目安)

坂道の傾斜の目安状況例     おすすめのギア比(※)ギア切り替えのポイント
0〜2%(ほぼ平坦)長いサイクリングロードなどやや重め(前:中〜大、後:中)スピード重視でOK
3〜5%(ゆるやか)小さな丘、公園の上り道など普通〜軽め(前:中、後:中〜大)少しずつ軽くしてペース維持
6〜8%(中くらい)住宅街の坂、川沿いの坂道など軽め(前:小、中、後:大)登る前に軽くしておき、呼吸を意識
9%以上(急坂)山道や峠道など最も軽い(前:小、後:最大)止まりそうになる前に早めに軽いギアへ切り替える

※ギア比とは「前(チェーンリング)と後ろ(スプロケット)の歯数の組み合わせ」を指します。具体的な数値より、「前が小さく、後ろが大きい=軽い」と覚えましょう。

初心者のうちは「ギアをこまめに変えるのが正解」です!
坂を見たら「先に軽くするクセ」をつけることで、失速せずに最後まで登り切る力がついてきますよ。自分の脚力に合ったギアで登るようにすれば時間はかかるけど最後まで登る事が出来るので無理のないギアでゆっくりと最後まで登りきれば達成感もあります。

ペース配分をする

登り坂では、「いきなり全力」よりも体力をうまく使いながら、最後まで登り切ることが大切です。

特に40代からサイクリングを始めた初心者の方にとっては、無理のないペース配分が坂道攻略のカギになります。

✅ なぜペース配分が重要なの?

坂道は平地と違い、長く続く負荷が体にかかり続けるため、最初にがんばりすぎると後半でバテてしまいます。
急に息が上がったり、足が止まってしまったりするのは、最初のペースが速すぎるサインです。

✅ 初心者でもできるペース配分のコツ

  1. 会話できるくらいの呼吸をキープする
     登り始めは「少し息が上がるけど会話はできる」くらいが目安。苦しくなる手前でセーブしましょう。
  2. 視線を前に向けて、リズムを意識する
     ずっと足元を見るより、5〜10m先を見ながらリズムよくペダルを回すと自然と一定のペースが保てます。
  3. 途中で立ち止まってもOK
     無理に登り続ける必要はありません。しんどくなったら一度休んで深呼吸。回復してからまた登りましょう。

✅ 自分の体力に合わせることが一番大事

他の人が速く登っていても、自分のペースを守ることが何より大切です。「今日は登りきるのが目標」と割り切って、スピードよりも「完走する達成感」を大事にしましょう。

登り坂はペースが何よりも大事です、自分の体力と相談しながら登っていかないと続きません。始めのうちは体力があるので楽に感じるかもしれませんが段々と苦しくなってくるのが登り坂です。

体力があるうちからペースを守り最後まで登り切れるようゆっくりと登っていきましょう。きっと最後まで登り切れるはずです。

体力をつける

坂道を登るには、なによりも“体力”が必要です。サドルやギアを調整しても、そもそも体力が足りなければ坂道はきついまま

最初は坂を避けながら、サイクリングそのものを楽しむことで自然と体力はついていきます。

最初は平坦な道で「自分のペース」を見つけよう

体力に自信がないうちは、無理して坂道に挑戦する必要はありません。
まずは川沿いや公園などの平坦なサイクリングロードで「30分〜1時間」程度のライドを楽しむところからスタートしてみましょう。

気持ちよく走れる距離を少しずつ伸ばしていくことで、自然と脚力・心肺機能が鍛えられていきます。

サイクリングは“楽しい有酸素運動”

自転車は、ウォーキングやランニングよりも膝に優しい運動で、長く続けやすいのが特長です。
走るうちに「息が上がってきた」「ふくらはぎが疲れた」と感じたら、軽く休憩しながら自分のペースを見つけていくのがコツです。

継続することで、「あれ?この坂、前よりラクに登れたかも」と実感できる日が必ず来ますよ。

体力がついたら、いざ坂道チャレンジ!

10km以上を無理なく走れるようになってきたら、いよいよ坂道にチャレンジするタイミング。
はじめはゆるやかな傾斜(3〜5%)の坂道から、ギアを軽くしてゆっくり登ってみましょう。

坂の途中で止まってもOK!「登りきった」経験は自信に変わり、サイクリングの楽しさがさらに広がります。

いきなり登り坂にチャレンジするよりも色んなコースを走ってみてまずは体力をつけるところから始めてみましょう。サイクリングコースには傾斜は緩やかだけど登り坂があります。登り坂に不安がある人はまずは平坦から始めましょう。

傾斜のある登り坂のあるコースを走るよりもまずは平坦から走り慣れてきたら傾斜の緩いコースに挑戦という感じで少しずつ自分のレベルに合わせたサイクリングコースを選択すると良いでしょう。

サイクリングに慣れてきたら脚力もついてくるし登り坂も登れるようになってきます。

体力をつける為にはどんな方法が良いの?

そんな人にはこちらの記事を参考にしてみてください。

まとめ

今回は40代から始める坂道チャレンジ!初心者でも楽に登れる5つの方法という内容で解説しました。

40代からサイクリングを始めた人にとって坂道は苦戦するもの、楽に登れる方法がないかと考えた人もいるのではないでしょうか。

私も坂道を登る時には色々と考えながら登ったりしていましたが、登り切れず足をつくことも多々ありました。

でも、この方法を実践する事で登れなかった坂道も登る事が出来ました。

タイヤの空気に注意する
 → 空気が少ないとタイヤが地面にベタっと接地し転がり抵抗が増える。空気が多すぎてもタイヤが跳ねて不安定になり、グリップ力が落ちるといった問題が出てきます。

  • ロードバイクの場合
     体重60〜70kgの人であれば、前輪:6.0〜6.5bar(約85〜95psi)、後輪:6.5〜7.0bar(約95〜100psi)が目安です。
  • クロスバイクや太めのタイヤ
     3.5〜5.0bar(50〜70psi)くらいが目安です。

それぞれのタイヤに合わせて適正な空気圧を入れましょう。

タイヤの側面に「推奨空気圧(Minimum〜Maximum)」の記載があるので、まずそこを確認しましょう。

✅サドルの高さを合わせる
 → サドルの高さを正しく調整することで、ペダルをスムーズに踏み込めるようになり、登り坂での負担が軽くなります。
特に坂道では、無駄な力を使わず、効率的に脚の力を伝えることがとても大切です。

  • ペダルが一番下に来たとき、ひざが軽く曲がる程度がベスト
  • 地面に足がつくかどうかではなく、ペダリングのしやすさを優先することがポイント

自分の身長に合わせてサドルの高さを調節してください。

「ペダルが一番下のときに膝が軽く曲がるか」が一番のポイントになります。

自分で調節するのが難しい時はショップへ行って調節してもらいましょう。

✅ギアを適切に切り替える
 → 登り坂では「ギアの切り替え」がとても大切です。正しく使えば、足への負担を減らして、楽に坂を登れるようになります。

登り坂では軽いギアが基本となります。軽いギア(前が小・後ろが大)を選ぶことで、ペダルが軽く回り、足にかかる負担が減ります。

ギアチェンジのコツとしては、登り坂に入る前に軽いギアに変えてスムーズに登り坂に入るようにしましょう。

登りながらギアを変えるときは、ゆっくり回しながらチェンジするのがコツです(急に力を入れるとチェーンが外れたり壊れやすくなります)

✅ペース配分をする
 → 登り坂では、「いきなり全力」よりも体力をうまく使いながら、最後まで登り切ることが大切です。

特に40代からサイクリングを始めた初心者の方にとっては、無理のないペース配分が坂道攻略のカギになります。

坂道は平地と違い、長く続く負荷が体にかかり続けるため、最初にがんばりすぎると後半でバテてしまいます。

初心者でも出来るペース配分のコツとしては、会話できるくらいの呼吸をキープする視線を前に向けて、リズムを意識する途中で立ち止まってもOKの3つです。

自分のペースを守ることが何より大切です。「今日は登りきるのが目標」と割り切って、スピードよりも「完走する達成感」を大事にしましょう。

体力をつける
 → 坂道を登るには、なによりも“体力”が必要です。サドルやギアを調整しても、そもそも体力が足りなければ坂道はきついままです。

最初は坂を避けながら、サイクリングそのものを楽しむことで自然と体力はついていきます。

体力に自信がないうちは、無理して坂道に挑戦する必要はありません。
まずは川沿いや公園などの平坦なサイクリングロードで「30分〜1時間」程度のライドを楽しむところからスタートしてみましょう。

10km以上を無理なく走れるようになってきたら、いよいよ坂道にチャレンジするタイミング。
はじめはゆるやかな傾斜(3〜5%)の坂道から、ギアを軽くしてゆっくり登ってみましょう。

この5つの方法を実践してみてぜひ登り坂にチャレンジしてみてください。

始めは登り切れない事もありますが、登っていくうちに少しずつペース配分もわかるようになります。

何度かやっていくうちにコツを掴めますので最後まで登り切る事を目標に軽いギアでゆっくりとペースを守って登りましょう。

登り切った時の達成感は何よりも感動する事間違いありません。

以上参考になれば嬉しいです。

登りきれたよって人はぜひコメントを残していただけると嬉しいです。

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